高い自転車に乗らない

自転車のスピードに決定的に差が付くのは、乗車している運転手の体力です。
当クラブの選手の例としても、40万円出した自転車と7万円の自転車で、走行性能に極端な差は生まれません。価格で決定的に違いが出るのは重量であり、山岳でない限り、出した金額に見合うほど劇的な性能向上は起こりません。

逆に高額になると、それを取り戻す事は非常に困難になります。10万円の自転車に対し、20万円の自転車を運転しても、移動範囲が2倍になって、交通費を更に1/2に出来る訳ではありません。

高額な自転車の欠点は、その修繕費も高額になってしまう事です。壊れるたびに高い部品交換が必要になり、削減した交通費を食いつぶします。

更に高額になると、盗難のリスクが高くなる点も大きな弱点となります。

ここでは、2年でお金が取り戻せる自転車までを、金のなるバイクと定義し、年間の走行距離の20倍の金額までを、出してよい金額の目安とします。

年に1万kmであれば、出して良いのは20万円までです。より早く利益を出したいのであれば、年間走行距離の10倍に抑えた方が良いです。

ただし、いかに低価格といっても、あまりに性能の劣る自転車では、行動範囲が狭まってしまいます。その狭い行動範囲でしか移動しないのであれば、10万円もするようなスポーツバイクは必要ありませんが、それなりに移動範囲が広いのであれば、その移動に耐えうる性能を有する自転車を選択する方が負担が減ります。

20km(往復40km)以上の走行を必要とするのであれば、最低限でも速度を出し易い、ロードバイク型は確保したい所です。



 自転車をゴージャスにしない

(C)Wnd Bells Bicycle Club, Nanairoenpitsu.2010