人は筋肉を収縮させる事で、足を動かしたり、手を曲げたりしている。
その筋肉は、トレーニングによって動かす力や収縮力を増大させる事が出来る。
自転車にとって最大の敵となるのは「空気抵抗」であり、重くなるペダルを回すには、相応の筋力が必要となる。つまり筋力が無ければ、あるスピード(ペダルの重さ)で頭打ちとなる。また急激な筋収縮は、瞬間的な急加速や最高速度を生み出す。
筋力の強化として、筋肉自体の量である「筋容量」、多くの筋肉を動員する「筋神経」、筋肉の収縮力である「筋瞬発」の3つの要素に加え、「柔軟性」もここで取り上げ、4つに分類して以下に纏めた。
なお、一般に筋トレというと、いわゆる筋肉を大きくする「筋肥大」のみを連想するが、当クラブでは、トータルの筋力を養う上でのプログラムとして分類している。
なお、ここで記すものは、ケガ後に行なう「リハビリ」などと概念は同一である。
故障者が健常者の体力を取り戻すのが「リハビリ」であるが、「健常者」が「競技者」の体力をつけるのが、ここで言うトレーニングであり、本質は変わらない。
つまり、いずれも体の強化には生態学的な論拠があり、計画的に、適切に実行しなければ、怪我はおろか、思わぬ障害を追いかねない点を警告しておく。
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