トレーニングプログラムの基礎 
科学的なトレーニングの基礎知識

トレーニングプログラムでは、各種能力を伸ばすのに有効な練習方法を、「心肺・持久系」「筋力系」「瞬発力系」「操縦力系」の4つに分類して掲載している。

各トレーニングを実施するには、いくつか知っておかなければならない知識も含まれている為、それをここに纏める。


表の見方
各種トレーニング名称
所要時間
セット内容
インターバル
コース
ケイデンス
負荷レベル
1
2
3
4
5
6
効果: 7
8
9
回復力
有酸素
解糖閾
ATP-CP
筋容量
筋神経
筋瞬発
ライディング

1、所要時間
そのトレーニングを実施するに掛かるおよその時間。

2、セット内容
実行する回数。5回行なって一度休み、再び5回実行する場合、5×2回となる。
この5回を1セット(組)と称する。
トレーニングによってはセット内容が均一でないものもある。

3、インターバル
休憩時間。特にセット間の休憩時間を差す。ただしここで言う休憩とは、運動を止める休憩ではなく、後述する運動負荷レベル2で継続的に運動を続ける事を指す。
これと違い、「完全回復」とは、体調が十分に回復するまで休息する事を指す。

4、コース
トレーニングを実施するのに必要なコースの形状。平地、上り坂、下り坂、などがある。

5、ケイデンス
1分間に回すペダルの回数。走りながらカウントする事は現実的でないので、サイクルコンピュータに付いているケイデンス計測機能を使用する事を推奨する。

6、負荷レベル
トレーニング時に掛ける力の強さ。最も重要な項目であり、ここが不十分であると、十分な練習成果が得られない為、心拍計の使用を強く推奨する。詳細は後述する。

7、効果
そのトレーニングによって、期待される効果

8、解説
トレーニングの実施方法や備考、コツなどを纏めた欄。

9、強化グラフ
そのトレーニングによって、強化される各能力の程度を目安として示す。
必ずグラフどおりの強化とはならないので注意いただきたい。

回復力 強い疲労からの回復。スプリントを短時間で連続して仕掛ける力など。
有酸素 酸素摂取力の強さ。ATの向上や基礎的な持久力への影響。基本的にトレーニング時間を1時間で1ポイントとして計算している。
解糖閾 解糖閾値での持久力の影響。
ATP-CP ATP-CPのパワーと持久。
筋容量 筋肉の最大量を増やす影響力。
筋神経 筋肉の動員量を増やす影響力。
筋瞬発 筋肉の伸縮力を高める影響力。
操縦力 運転技術、車体操縦力向上の影響力。


→負荷レベルと測定方法 → ページ先頭へ戻る
→トレーニングトップへ戻る